オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~
電車に乗り込むと、ミキは空いているのに立ったまま、ドアの窓越しに外を眺める。
もう暗くて、時折街あかりが過ぎ去っていくだけだ
――ミキの目には街の光がどう映ってるんだろうか
ヨースケは無表情になったミキの横顔を眺めた。
「ナツもいるんだし、せめてホテルにしようや」
ヨースケもナツもミキに付き合って、吊り皮をもてあそんで立っている。