オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~
ミキはちょっとショックだったが、かえって自信がでてきた。
さすがにもう寝る気がせずに、昨日レイヤにもらったチラシを見て、ネカフェに入った。
「おお、来たのか?」
レイヤが早朝勤務だったらしく、あのキレイな目で笑ってそこにいた。
ミキはうれしくなって自然に微笑んでいた。
「公園に泊まってさ」
――ホームレスにも男に間違えられたよ……
ミキは心のなかで続きをレイヤに話し掛けた。
「そうか。ウチに泊まっても良かったのに。
まぁ、狭いケドな」
確かにレイヤの部屋はモノが多すぎて狭く感じた。
ミキは昨日のレイヤの部屋を思い出して苦笑する。