オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~
――いや、でも、いつの間にか少し寝てたか???
なんとなくまだネカフェにいて、カウンターからレイヤの声が聞こえる気がする。
――ヤバイ、レイヤに会いたくなってきた……
「そうですか……」
ナツはミキの顔を《ジッ》とみた。
「なんだよ。
オレは、逃げたりしないぞ!」
「あっ、逃げようとか思ってます?」
「い、いや……」
「それにしても、びっくりしましね、レイヤさん。
船に飛び降りるなんて」
――その話をするタイミングを考えてたのか