オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~

「へぇ、あの叔父さんとかか?」

「ォネーサマですョ!」

ナツは得意げに言った。

「ええっー?
 あの鬼姉?」

ミキが驚いて声をあげる。

「そーです。
 今日だって、ォネーサマが手をまわしてくれなかったら、ぁの船だってどうなってたかわかンなぃですョ」

――そうだ、あのボート……

ナツはタイミング良くやってきた海保のボートを思い出しながら言った。
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