オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~
「昨日、ナツと話してたら、なんかウマくいく気がしてきたよ」
そう言って、ミキはちょっと照れたように視線を外す。
――そうか、それで俺のこともナツに探りを入れたのか……
ミキは、ヨースケとナツもうまくいって欲しいと思ったのかも知れなかった。
「そ、それは良かったな……。
でも、ナツが俺のことで、気をつかって事務所に来なくなったら、ミキも来にくいだろ?」
ミキはちらっと、ヨースケのほうに視線を移した。