オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~

「昨日、ナツと話してたら、なんかウマくいく気がしてきたよ」

そう言って、ミキはちょっと照れたように視線を外す。

――そうか、それで俺のこともナツに探りを入れたのか……

ミキは、ヨースケとナツもうまくいって欲しいと思ったのかも知れなかった。

「そ、それは良かったな……。
 でも、ナツが俺のことで、気をつかって事務所に来なくなったら、ミキも来にくいだろ?」

ミキはちらっと、ヨースケのほうに視線を移した。
< 98 / 145 >

この作品をシェア

pagetop