オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~
「俺は今の微妙な3人のバランスを崩したくないんだよ」
そう言って、ヨースケはミキに背を向けた。
「へっ、崩れるようなモンなら、さっさと壊したほうがいいぜ」
ミキはそうつぶやいた。
――今、自分で言ってて、自分でもそう思ってるのかって初めて知ったよ
ヨースケは、自分がナツを好きでいながら、それをハッキリさせたくない自分の気持ちに気づいた。