Soul+relieve
ブレインさんはその後、汚いモノでも見下ろすかのような目で僕を見て華麗に着地した
「やっぱり…ガキデスネェ。」
フゥ…と嬉しそうに溜め息を吐き、足が痺れて動けない僕を置いてさっさと進んでいく
「ちょ…待っ…。」
僕は無理矢理足を動かして、ブレインさんのあとを追った
僕らが飛び降りたところは幸い人気がなく、街もすぐ近くだった
華やかなイルミネーションや、街の街灯が僕らを出迎えてくれる
「この街に…、事件が…。」
「あー、事件事件うるさい。
まずは事件より、食事でもしなきゃやってられませんヨ。」
「たしかにお腹は空きましたが…。」
「これだから堅苦しいガキは嫌いなんデス。
私のスタイルはまず食事をするんデスヨ。」
「…はぁ。」
もう頷くしかなかった