Soul+relieve




ブレインさんは、手に集まった光を数個作って呟いた


「種も仕掛けもありません。
無論、いたい目遭いマスヨ?」


無数の光でジャグリングをしたかと思うと、その光は追尾弾になり触手目掛けて飛ぶ


その光に当たった触手は、溶けて砂のようになってしまった



「そこのガキ。
ボーッとしてないで手伝えヨ。」


ブレインさんが僕を睨む


でも、僕はローティスの使い方が分らない


「何やってるんデスカ!
ローティスの使い方も分らないなんて!
自分の望むモノをイメージしなさい。
強く、強くデス!」



僕はブレインさんに言われたとおり、今まで使っていた僕の剣を強くイメージした



するとローティスが反応して、光ったかと思うと形を整え剣となった


「すご…。」


「感心してる場合デスカ!
さっさとしなサイ!」



慌てて僕は、この店に来ていた客を襲おうとする触手を両断した


血飛沫が舞う



ひぃいっ、とお客は悲鳴を上げたがその瞳には安堵の光があった




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