Soul+relieve



数体倒すと、文字が薄れていった


「お…終わった。」


はぁ、と僕は詰まっていた息を整える


「あ…ありがとうございます!!!」


客の中の女性が、ペコリと頭を下げた


「あの、突然スイマセンが…【あれ】はしょっちゅう起こるんですか?」


僕は女性に聞く


「いえ…!
あ…あんなものしょっちゅう出てたら外出なんてできませんよ。」


しかしそう言った後、女の人の表情が曇っていった


「…他になりかあるんデスカ?」


ブレインさんが浴びた触手の血を拭おうともせずにこちらに来て、聞いた


女の人は少しためらいながらも、おずおずと話してくれた


「でも…最近は出て来る割合が高くなってるんですよ…。
しかも、毎回文字の量が増えて…。」





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