Soul+relieve



「…にしてもエンブリオって何ですか?」


「治りたての病人に聞くんデスネ、ソレ。」


「え??
あ、すいません…。」


「まぁいいデスヨ。
貴方は知るべきデスシ。」

ブレインさんはむくりと起き上がり僕を見る


「エンブリオは帥よりもまれに存在する運命の子の事デス。
代々、ローティスから選ばれたエンブリオは必ず膨大な力を得る事がデキマス。
そしてまたの名を運命【デステニー】。」


「デステニーですか?」


「そう、力を持ったものは善人にも悪にもなるんデス。
だからデステニー。」


ブレインさんは僕の瞳を見つめる


「そしてエンブリオは…感情によって使う系統が若干変わってキマス。
しかしローティスの範囲内でデス。
貴方は基本の【希】…案外最強かもしれまセンネ。
その時の瞳の色も感情に左右されるみたいデスヨ。」





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