奇妙な関係(かたち)
「はるか」
いつものように起きる。
いつものように食べる。
いつものように出掛ける。
いつものように帰る。
いつものように寝る。
・・・これが現在進行形の僕だ。
こうやって、並べてみると規則正しい生活に見えるから不思議だ。
ちなみに「いつものように」を言い換えるなら「なんとなく」だろう。
そう、ただ「なんとなく」生きているのだ。
このサイクルにどっぷり浸かって早4年、
定職にも就かず今年で24歳になる僕に彼女がいるはずもなく、
貯金があるはずもない。
今日も、いつものようにバイト先であるレンタルビデオ屋を深夜2時30分に終え、
ペヤングでも買って家で食べようか、少し贅沢してあそこのラーメン屋で食べようか、
などと考えながら自転車置き場に向かっていると、
「先輩!!」
急に後ろで声がした。
驚いて振り返るとそこには、二十歳そこそこの女性が僕の方を向いて立っている。
状況を把握できず戸惑っていると、彼女の方から話しかけてきた。
「先輩覚えてます?高校の時一緒だった、はるかです。」
・・・全く覚えていないし、先輩なんて今まで1度も言われたことも無い。
「あの、誰かと勘違いしてないですか?」
と僕が言うとすかさず彼女が、
「やっだなー、忘れちゃったんですか?
まーね、あの頃と髪形も変わってるし、しょうがないか!
でも、本当に覚えてませんか?はるかですよ、は・る・か!!」
...とても、めんどくさい。そして、帰りたい。ペヤング食べたい。
しかし、彼女が愛の告白を僕にするために待っていてくれたのなら申し訳ないので、
とりあえず用件を聞こうと思った。
「で、何?」
すると彼女の口から出た言葉は、とても以外な物だった。
「先輩、お金貸してください!」
いつものように食べる。
いつものように出掛ける。
いつものように帰る。
いつものように寝る。
・・・これが現在進行形の僕だ。
こうやって、並べてみると規則正しい生活に見えるから不思議だ。
ちなみに「いつものように」を言い換えるなら「なんとなく」だろう。
そう、ただ「なんとなく」生きているのだ。
このサイクルにどっぷり浸かって早4年、
定職にも就かず今年で24歳になる僕に彼女がいるはずもなく、
貯金があるはずもない。
今日も、いつものようにバイト先であるレンタルビデオ屋を深夜2時30分に終え、
ペヤングでも買って家で食べようか、少し贅沢してあそこのラーメン屋で食べようか、
などと考えながら自転車置き場に向かっていると、
「先輩!!」
急に後ろで声がした。
驚いて振り返るとそこには、二十歳そこそこの女性が僕の方を向いて立っている。
状況を把握できず戸惑っていると、彼女の方から話しかけてきた。
「先輩覚えてます?高校の時一緒だった、はるかです。」
・・・全く覚えていないし、先輩なんて今まで1度も言われたことも無い。
「あの、誰かと勘違いしてないですか?」
と僕が言うとすかさず彼女が、
「やっだなー、忘れちゃったんですか?
まーね、あの頃と髪形も変わってるし、しょうがないか!
でも、本当に覚えてませんか?はるかですよ、は・る・か!!」
...とても、めんどくさい。そして、帰りたい。ペヤング食べたい。
しかし、彼女が愛の告白を僕にするために待っていてくれたのなら申し訳ないので、
とりあえず用件を聞こうと思った。
「で、何?」
すると彼女の口から出た言葉は、とても以外な物だった。
「先輩、お金貸してください!」