奇妙な関係(かたち)
とりあえず二人でファミレスに入り、ホットコーヒーを注文する。

「先輩!砂糖入れるんでしたっけ?」

お前の前でコーヒー飲んだことないだろ!
・・・と思いつつ本題に迫る。

「で、何!」

「実は・・・」

彼女が話し始める。
...とても、めんどくさい。そして、帰りたい。ペヤング食べたい。

彼女の話しを簡単に言うとこうだ。

---今日、彼女は彼氏とドライブデート、
帰り道に些細なことで喧嘩、
怒った彼氏に車から降される、
目の前のビデオ屋からさえない男登場、
車に荷物を置いてきたことに気付く、
お金がない、
帰りたい、
帰れない、
男と目が合う、
獲物発見、
ファミレスへ、
タクシー代ゲット!
めでたし、めでたし。---

「ふざけるな!!」を、
「それは大変だね」
と言い間違える僕。

その後、どこをどう間違えたか辿り着いた先は、
このまま始発を待って、電車で帰り、
後日、彼女が借りたお金を返しに来るだった。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop