君*世界*恋心
『恭』という存在の大きさを今更知ったよ。
杏の毎日にはいっつも恭がいて、
いっつも恭に支えられてたよ。
ほんの少しの期間、神様が
杏の心を凍らせてたのは、
杏に恭の大切さを分かって
もらうため。
恭が好き。
好き。
大好きなの。
こんなにも温かい
『好き』がたくさん、
あふれてくる。
だからこそ、
すごく、
すごく、
切ない――――。
神様、
杏は、どうすれば
いいんですか―――?