君*世界*恋心
ぬくもり
「ついた!」
恭の言葉で、目をさます。
目の前に見えるのは、専門店街の一角にあるアクセサリーショップ。
何を買うんだろう。
そう思いながら、恭について行き店に入った。
「何がいい?」
・・・・はい?
ナイスフェイント。
ってちがう。
予想もしていなかった恭のことばに五里霧中。
「・・・えーっと?」
「ごめん、わかんないよな。」
恭は苦笑。
杏は頭をコクリ。
「・・・うん。」
「なんてゆーかさ、なんか俺らってペアの物もってねーじゃん?・・・だから、うん、そう。」
それはつまり、
「おそろいのもの買うってこと?」
ってことだよね?