Triangle‐狼達とうさぎの関係‐
「そ、そっか。そうだね。
ごめんね?気付かなくて…。」
笑ってる幸の目がほんの少し…
切なそうに見える。
「じゃあ…どうしよう。
シーツとか……換えようか?」
もしかして勘違いしてる…?
「そうじゃないの…っ。」
幸が寝てたから嫌とか
そういうのじゃない。
「あ、やっぱり自分の部屋
戻りたい?でも…「違うの…っ!」
突然大きな声を出した私に驚きながらも
"じゃあどうしたいの?"
そんな目で私を見る。
「あの…、だから…。
申し訳ない……っていうか…。」
「………え?」
さっきまでの表情から一変、
キョトンとした目で見ると
フッて眉を少し下げて
困ったように優しく笑った。
「なに?遠慮してるの?」
その声にコクンと頷く。
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