Girls Kiss・『遊びのキス』
理解できないまま、数日が過ぎ―。

彼女は私と二人っきりの時や、人気の少ないところでキスするようになった。

………やっぱり何故?

聞こうとしても、彼女はキスするとすぐにどこかへ行ってしまう。

別にイヤではない。

イヤじゃないけど…このままじゃ、さすがにいけない気がする。

いつもの学生生活では、ほとんど会話も接点も無いのに、キスだけ…の付き合いってのは流石に…。

思い出すだけでも、顔が赤くなる。

彼女の甘いリップの味とか。

柔らかな唇の感触。

それに…微かな彼女の匂い、とか。

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