Girls Kiss・『遊びのキス』
さすがに意識せずにはいられない。

なので放課後、帰ろうとした彼女を捕まえた。

ちょうど一人でいたので、捕まえやすかった。

「ちょっと良い?」

「えっ…」

私達は誰もいない教室に移動した。

「あのね、キスする理由を聞きたいんだけど…」

彼女は明らかにバツの悪そうな顔をした。

「遊びなら、そろそろやめてほしいと思って…」

「あっ遊びなんかじゃない!」

いつもの彼女からは考えられないほどの大声と剣幕に、ビックリした。
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