distance~いちめーとる~
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「あー。美味しかった!おばさんの料理最高!」
私は荷物を置いた後、晩御飯をご馳走になった。
メニューはシチュー。
前に来たときもシチューで、味が変わっていなかったから、少し懐かしさを感じた。
「まぁ、彩夏ちゃんったら!うちの子になる?」
「えー、なっちゃおうかなー」
「ゆ~ちゃん、全然そういうこと言ってくれないからねぇ…」
私とおばさんは同時に由樹をちらっと見た。
ぎくっとした由樹は、私たちから目をそらす。
「あ、そうだ!彩夏ちゃんがゆ~ちゃんと結婚すればいいじゃない!」