青春㊥☆小学生
その日の授業は、何も耳に入らなかった。

それもそのはず。
もう計画は始まっているのだから…。


掃除の時間ー


「優香ァ~~、ゴミ捨て行ってきてよ~」

奈々華が命令する。

「ウン…」

優香は、しょうがなく行くことにした。
ゴミ箱を渡されて、ドアを開けたとき
誰かに足をかけられた。

どしゃぁー…

ゴミは、みごとにばらまかされた。

優香は泣きたくなった。
でも…みんなが見ている。
泣いたら恥だ…。
泣かない…泣かない…

でも…





ポロッ…
優香の目から一粒の涙がこぼれた。
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