ラブ☆シェア
ピンポーン、ピンポーン・・・
悠二のマンションの部屋の前で、
早く悠二に会いたいせいか、急いた気持ちでインターホンを押した。
ドアが開き、
すぐに、中に入った。
「お、おい、実、どーしたんだ?慌てて・・・」
靴を脱ぎ捨て、悠二の首に両手を絡める。
「悠二っ、悠二っ」
首に回した手は、
悠二の背中に下り、
ギュッと服を掴む。
「実、どうした?」
私の腕を静かにほどき、顔を覗き込む。
「ううん、早く会いたかったから・・・・」
悠二を見上げ、胸に顔を埋める。
「うん、俺も、会いたかったよ」
頭上から、悠二の優しい声が降り、髪をゆっくり撫でる。
「実、ベッド行く?」
耳元で囁かれた声に、コクリと頷いた。