ラブ☆シェア
しばらくして
部屋のインターホンが鳴り、
玄関のドアを開けた。
細く華奢な体型、歳は、私より少し上くらい・・・
着ているスーツは
一目で有名な外国ブランドのモノだとわかる
勿論、靴とバッグも
庶民の私は縁遠いモノ。
「お邪魔するわね」
迎えた私に、
構うことなく、
スタスタと部屋の中に入っていく。
その後ろを
緊張した気持ちで進む私。
彼女は、
リビングのソファーに座りバッグからA4サイズの封書を出し、テーブルの上に置いた。
その封書の存在を気になったが
「今、お茶入れますね」
彼女に言うと、
「あー結構よ、実さんだったわね?座って下さるかしら」
なんで、私の名前…知ってるの?…