ラブ☆シェア
「・・・・・くん、・・・・イ・・チイ・・くんっ」
リビングから、聞こえた実さんの小さな声に、
素早く駆け寄った。
実さんの隣に座り、
「実さん、ゴメンっ、」
ソファーにもたれかかり、目を閉じてる実さんに、頭を下げた。
「・・・・ダイ・・ジョウブ、ちょっと、ビックリ・・・しただけ」
少し、落ち着いた実さんが、ゆっくり口を開く。
「隼人があんなコトするなんて……
ホント、スミマセンっ」
頭を下げたまま、謝罪した。
「市居くんが、悪いワケじゃないのに・・・・」
ソファーから、少し体を起こし、
俺の膝の上の手に実さんの両手が重ねられた。
その手が、やけに冷たい・・・
すると・・・・・