ラブ☆シェア
ふわっ・・・・
実さんの体が、俺に寄りかかり、
俺の肩に、実さんの頭が乗った。
「ごめ、ちょっと、いろいろ疲れた・・・・・しばらく、こうさせて・・・」
「大丈夫ですか? 病院行った方が・・・?」
顔色も悪いし、何より、俺に重ねられた手が、冷たいまま。
貧血でも起こしてるんじゃないかと、思う。
ホントに大丈夫だろうか・・・・
「いい、この・・・まま・・・」
絞り出した言葉が、
なんとなく、実さん自身がいろんなことを抱えてることを感じた。
そして、
実さんの背中に、俺の腕を回し、
弱い実さんを、今の時間だけ支えようと思った。