ラブ☆シェア
DISC.5
Track01: 未来のために
【実 side】
体が、少し痛くて、
寝がえりを打った。
柔らかな感触にベッドで寝ていることを気付き、目が覚めた。
「あれ?・・・・なんで・・・」
寝ぼけた状態のまま、なんとか記憶を手繰り寄せ、
昨日の悠二の奥さんの突然の来訪、
隼人くんに、いきなり抱きしめられたこと、
市居くんの肩に安心してもたれたこと、
フラッシュバックの如く甦り、
なんとも言えない気持ちが私を襲った。
「・・・・ハァ・・・・、私って厄年だったかな・・・?」
二日連続して起こった出来事に、
正直、精神的にかなりヘコみそうだった。
ベッドの傍にあった、目ざまし時計に目をやると、
すでに、11:30を過ぎていた。
「あっ! いっけない!、美耶子と約束してたっ!」
急いでベッドから離れ、
バスルームへ直行した。