ラブ☆シェア
約束のカフェに着き、店内を見回すと、すでに、美耶子がいた。
美耶子の座ってるテーブルに行き、
「遅くなってゴメン、美耶子」
テーブルに置いた雑誌に目を通していた美耶子に、
両手を合わせ、謝った。
「んー?」
雑誌からゆっくり顔を上げ、
「いーわよ、そんなこと、ゆっくり雑誌が読めたしねっ でも、ここは、実の奢りよ」
仕方ないなぁ、という顔をし、口元を緩めながら、ウインクした。
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