ラブ☆シェア
市居くんが作ったオムライスとサラダとスープを2人で食べて、
市居くんは、バイトに出掛ける準備をしに自室に戻った。
気がつくと、彼の姿を目で追っている自分がいた。
なんか、初めて恋した時みたいな気分で・・・ヤバくない?!私!
「実さん、ゆっくり休まないとダメだよっ、」
玄関で見送る私に、声をかけ、出掛けて行った。
なんだか、私の方が、年下みたいね。
その後、すぐに美耶子に電話をかけた。
『実、退院おめでとー』
「ありがとー」
美耶子の声は、やっぱり安心する。
『で、何か発展あったかしらぁ~?実ちゃん~?』
前言撤回、やっぱり意地悪美耶子だわ。
「お願いが、あるの」
『なーに?』
まるで母親が子供のいうことを聞くみたいな声のトーン。
「今度の金曜、付き合ってほしいところがあるの」
『んー?どこ?』
「市居・・くんの・・・お店・・・」
市居くんに、パーティーへ招待された旨を美耶子に伝え、
承諾してもらった。
そして、美耶子も話があるというので、
明日の午後、美耶子の大学の研究室へ行くことになった。