ラブ☆シェア
私が、携帯を閉じる間もなく、悠二の部屋の玄関のドアが開き、笑顔で迎えてくれる悠二がいた。
ヒールを脱ぐ間も惜しいくらいに、悠二の腕の中に飛び込んだ。
「おっと、実、靴くらい脱げよ」
「だぁって~」
悠二の腕の中を離れ、ヒールを脱いで、部屋に上がった。
「ねぇ、なんだかイイ匂いするんだけど・・・」
ダイニングテーブルへ向かうと、朝食が用意してあった。
「うれしー! 悠二が用意してくれたの?」
「あぁ、一緒に食べようと思ってさ フレンチトーストだぜ、好きだろ? 実」
「ありがとう 悠二、サイコー!悠二」
悠二の胸に飛び込み、そして、私より背の高い悠二の頬に背伸びをしてキスをした。