ラブ☆シェア
エレベーターの中で、
帰ったら、市居くんに話すことを考えていた。
1Fに着いたことを知らせる音が鳴り、降りて
ビルの入り口を出た。
朝の光が目に反射して思わず、額に片手をやる。
すると・・・・
道路に背を向け、こちらを向いてる見覚えあるヒト・・・・
身体が勝手に走りだしていた。
彼も、私に甘い笑顔を向け、
両手を広げて、駆けだした私を受け止めるしぐさ。
彼の腕の中へ飛び込んだ。
そして、そっと彼の腕が包んでくれる。
「実・・・好きだよ・・・愛してる」
私の耳元で彼が囁く声に、頷き、
「私も・・・」
彼の背中をギュッと掴んだ