ラブ☆シェア
駅を出て、
マンションの近くのスーパーは、まだ開いてなかったため
コンビニに寄り、朝飯を調達した。
ここでも、店員がレジで彼女をじっと見ていた。
財布からお金を出そうとした彼女を制し、
自分のケータイの電子マネーで、さっさと支払いを済ませた。
そうでもしないと、彼女を見るレジの店員の視線にブチ切れそうになりそうだったから。
マンションまでの道のり、
いつから、DJの仕事をしてると知ってたのか、とか、
いつ局へ来たのか、とか、
根ほり葉ほり聞かれた。
とっくの昔に気付いてたさ。
ラジオから聴こえる彼女の声で
俺は、いつも朝、癒されてたから。