ラブ☆シェア

ベッドの中で


カチャカチャと食器が擦れる音や
パタパタと彼女がスリッパを鳴らし
動く音で徐々に意識がハッキリとしてきた。


「・・・んーーっ」


ベッドの上で伸びをし
起き上がって
リビングへ向かった。


リビングに入ると
彼女が
テーブルに、作った料理を
並べ始めてるところだった。


「あ、起きっ・・・」


俺に気がつき、
視線を向けると、
すぐに、
彼女がクルリと後ろを向く。


「珠樹っ・・何か・・着てっ・・///」


焦って呟くように言葉を発した。


あぁ、そうか・・・


俺、


ジャージの下だけ履いて、


上は裸のまま来ちまった。


ずっと向こうを向いたままの彼女に
少し意地悪をしたくなった。


彼女に近づき、
後ろからそっと腰に腕を回し、
彼女の身体を包んだ。


「ちょっ、ちょっと珠樹っ」


ビクッと肩を震わした彼女の頬が染まったのが後ろからでもわかった。


すげっ、か、可愛すぎだろっ?!


キス、


したくなるだろ?!




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