ラブ☆シェア

隼人くんが20:00過ぎに帰ってから、


適当に夕食とお風呂を済ませ、


テレビを見ながら、ソファーでうたた寝をしてしまったみたい。


♪~♪~♪~・・・・


鳴り続く携帯の着信音にやっと気付いた。


はっ!として
テーブルの携帯を掴み、通話ボタンを押した。


『はぁっ・・・良かったァ・・・
出ないから焦ったよ・・・』


安堵の声が妙に心地イイ・・・


「ゴメンね、ちょっと寝ちゃってたの・・・
お店、終わったの?」


部屋の時計に目をやると夜中の1時を過ぎてた。


『あぁ、これから店出るから・・・
俺が着くまで寝てなよ、
つっても、早く会いたいから急いで帰るから!
待ってろよ はははっ』


彼の笑い声が聞こえたかと思うと…


チュッ・・・


と言うリップ音が耳を貫き、通話が切れた。


えっ!?・・・


突然の行為に身体が熱くなった。


そして、


1つ1つの彼の行為に


私の知らない彼を


知って行ける幸せを噛みしめた。




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