ラブ☆シェア
そういえば・・・
珠樹の格好が、ホスト姿のままなのに気付いた。
「今日は、着替えなかったの?」
ジャケットをソファーに置き、深く座った彼に聞いた。
「あぁ、早く帰りたかったから・・・・
ところで、ねぇ、実、掃除、したの?」
シャツのボタンが胸元まで開いてて、
ジェルで整えた髪の一部が、崩れて顔にかかっている姿が、妙に色っぽくて・・・・
そんな姿で、キッチンにいた私に問いかけながら近づいてくる・・・
え、あ、なんか・・・・
それだけでも、私の頬が紅潮しそう・・・というか、すでにしてる・・・
「あ、う、うん、したよ、夕方、隼人くんが来て、高いところは、手伝ってくれっ・・・」
いつの間にか、彼がキッチンの中に入ってきて、
すばやく私の腕を掴んだ。
「あっ、どうしっ「隼人、来たの?!、何しに?!」」
すごい形相で、私に問いかけた。
「あ、えと、相談があるって・・・・」
掴まれた腕を離してはくれない
「何のっ?!」
珠樹がこんなに感情を露わにするなんて・・・・
「ま、待って、お願い、落ち着いて・・・ちゃんと話すから・・・」
彼の突き刺さるような視線は、少し怖かったけど、
何もやましいことはないから、
彼の瞳をじっと見詰めた。