ラブ☆シェア
DISC 6
Track01: 揺れる想い・・・
ザザッ――――
ドシンッ――――
「あーっ、いったぁーいっ・・・」
真っ白い斜面に、思い切り尻モチをついて、
起き上がろうにも、ボードだと、上手く起き上がれない。
「はははっっ、実、ほらっ」
私の後ろから、前へと回りこんだ彼が、私に手を差し出す。
抑えた黄色のボーダージャケットにカーキ色のパンツのウェアで、ニット帽とゴーグル、ちょっと着崩したカンジがまた、若々しくて、眩しいのよねぇ
ボーッと、彼を見上げてると、
両脇に手を入れられ、抱き起こされた。
「さ、ゆっくり、行こ」
彼が、先に滑る姿を見ながら、
彼の滑る姿をお手本にして、滑り降りた。
お正月が過ぎて、
お互いすれ違いの日々が続いたけど、
やっと、
約束していた二人だけの旅行に来れた。
ねぇ、
珠樹・・・
思い切り甘えてもイイ?