ラブ☆シェア
「いいよ・・・珠樹・・・」
エコーがかかった声で、
実が呼ぶ・・・
中に入り、
湯気で白くなった中に
実の姿を探すと、
椅子に腰掛けて、
後ろを向いてる。
「打ったとこ、まだ痛いから、
優しく洗ってね・・・」
「うん、もちろんだよ」
髪を濡らし、
シャンプーから
始めて、
そして、
体を洗う。
首筋、腕、背中
所々、痣が出来てて、
どれだけ、転がって
打ったのだろう・・・
「痛くない?実?」
「うん、大丈夫」
「じゃ、今度は、前、こっち向いて」
「・・・・・」
「実?」
「・・・やっぱり、前は、自分で洗うから・・・」
赤みを帯びた頬を
少し横に向け、俺に言う。
「大丈夫だよ、約束は、ちゃんと守る」
クルリと、こちらを向かせると、
俯いて
恥ずかしそうに
斜め下を向く。
うっ…
可愛いすぎる…
「じゃぁ、わかった!
こうして、洗えば、見えないだろ?」
俺の手で
実のアゴを捉え、
唇を重ねて、
実の体を手探りで洗う。
ある意味、
こっちの方が、
俺にとっちゃ、
拷問に近いけど・・・・