ラブ☆シェア

「実さん!
顔、真っ青だよっ!
ちょ、大丈夫っ?
兄貴っ!」


隼人くんとお兄さんが
身体を支え、
私をベッドに横たえさせる。


それでも
呼吸が荒くなって、
カタカタと手の震えが止まらない・・・


隼人くんが、
私を横向きにして、
背中を擦ってくれる


「は、隼人く・・ん、」


隼人くんの片方の手を掴み、


「なに?実さんっ?」


「珠・・樹には、この・・こと、言わ・・ないでっ
お願いっ・・だから・・・」


「な、なんでだよっ!!
お腹の赤ん坊は、実さんと珠樹の子だろっ!!!」


怒った顔の隼人くんが
私を睨む


「それでも・・・お・・・お願いっ!
 絶対に・・・黙って・・・て
言ったら・・・・絶交・・・だから・・・
言った・・ら・・ダメっ・・・」


さっき、病室を出ていった
お兄さんが、看護師さんと共に
再び入ってきて、


私に点滴の処置を施す。


何分かして、すぐに
私は、眠りに落ちた。




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