ラブ☆シェア

3日後 ――――


大事をとって入院した私は、

迎えに来た美耶子の車に乗り、

マンションへと向かう。


「もー、実ったら、
心配させないでよー

貧血って・・・
ちゃんとご飯たべなさいっ!
て言ったでしょー」


美耶子にも、妊娠のことは、
伏せてある
これ以上、心配かけたくないから・・・


ハンドルを握る美耶子は、
こちらをチラチラ見ながら私に説教する。


「だって、まだ左腕、思うように動かないんだもんっ」


「もー、甘えたこと言ってぇ
マンション着いたら、
私が冷凍できるおかず作っといてあげるから
それ、ちゃんと食べなさいよっ」


「うん、ありがとう
やっぱり、美耶子大好きぃ」


「ったくぅー
そんなことは、市居珠樹に言いなさいっ!」


笑いながら、
説教する美耶子


ホントに大好きよ







「じゃぁ、おかずのストック、
タッパーに入れて冷凍したからね、
ちゃんと食べなさいよ」


「うん、わかった、ありがとう、美耶子」


ぜったいよ!
と、私に念を押し、
マンションを後にした。


心配ばかりかけて、

ゴメンね・・・美耶子


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