ラブ☆シェア

俺たちの班を纏めている
柴田主任に
身内の急用が出来たと伝え、

研修所の人に
タクシーを呼んでもらい
新幹線の駅まで
向かう。


頭の中は
実のコトが心配で
他事なんて
考える余裕など
なかった。


名古屋駅に着き、
木村先生に連絡する


一足先に着いてた
先生は
新幹線の改札出口にいる
ようで
足早に向かった



改札を出ると
行き交う人たちの中
大きく手を振る先生がいた

先生に近づき、

「一体どうして、
こんなことに?
実は大丈夫なんですかっ?」


「私も、詳しいことはわからない…
だけど
実の妹さんから
こっちの病院にいるって
私に連絡入ったの…」


妹?…


たしか
海外にいるって…

帰ってきたのか?


すると、
俺の携帯が鳴る


隼人だ…


先生と俺はタクシーに乗り込み、
車中で隼人の電話をうけた


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