ラブ☆シェア
「んーー、」
柔らかな感触の中で、目が覚めた。
「実?起きた?」
寝室の悠二のベッドの中だった。
外は、暗くなりカーテンが閉められ、
ベッドルームの傍のあかりの中で、
悠二は、私の隣で座って膝もとにノートパソコンを置き、眼鏡をかけ仕事の資料を睨んでいた。
「ゴメンなさい 運んでくれたんだね?」
「ふっ…いーよ 気を失うほどヨカッタんだろ? 男としては嬉しいよ」
眼鏡を外し、パソコンを閉じサイドテーブルに置いてから、寝ている私のおでこにキスを落とした。
「そう言えば、実」
「ん、何?」
私に向かい合うようにベッドに横たわり、
「ルームメイト見つかった?」
うっ、きたその話。