ラブ☆シェア
Track02: 変化
いつものように大学のカフェに向かった。
理子に一言文句を言ってやろうと思った。
由梨と、隼人の姿を見つけ、
テーブルへ着いた。
「なぁ、理子は?」
「ふふーん、デートらしいよぉ」
由梨がニヤりと笑いながら言う。
「え? あいつ、彼氏なんていたっけ?」
「もうすぐ、なるんじゃなーい?彼氏に」
「へぇ~」
「なに? 珠樹、理子に用事だったのか?」
由梨の女優ミラーを借りた、隼人が鏡を見つつ、セットを直しながら言った。
「おー、ちょっと文句言ってやろうと思ってさぁ」