ラブ☆シェア
「何?何? なんかあったの?」
興味津々で由梨が聞く。
「ルームシェアだよ、あいつ、しっかり確認してくれてなかったんだよ!
木村先生のダチ、ルームメイトの主、女だったんだよ~」
「えーっ!?マジかよっ!俺代わりに行くよっ!
で、で、イイ女?歳は?」
「フツーなんじゃね、木村先生と同じみたいだし」
「くぅ~っ 年上かよ~ それもいーなー 珠樹、スキあらば、なんて思ってんじゃね?」
俺の肩をグイグイと揺らす隼人。
「なーに言ってんだよっ 俺、夕方からバイトだしガッコあるし、顔合わせるのなんてほとんどないから、そんなのありえねーって」
俺らの会話を聞いていた由梨が
「珠樹、そんなとこヤメて、早く次のとこ探しなさいよっ!」
怒ったように立ち上がり、バッグを掴んで、
テーブルを離れて行った。