ラブ☆シェア
Track03: 変化2
学校へ着いて、
ゼミの先生の研究室へ向かう前に、廊下を歩いていると、
「市井くん、」
後ろで、俺を呼ぶ声がして、振り返ると、
3年まで、授業を教えてもらってお世話になった及川先生だった。
4年になって、たびたびしか会わなくなった。
「卒論はすすんでるかね?」
「及川先生。なんとか、進んでますよ。」
「そうか、わからないことあったら、いつでも研究室へこいよ」
「ありがとうございます」
「あ、そうそう、肝心なこと忘れたよ。 家政学部の木村先生のとこ、昼休みにでも寄ってやってくれ」
「え?先生、木村先生と交流あるんですか?」
「ははははっ、彼女は私の姪なんだよ」
げ・・・・なんか、イヤな予感・・・
「わ、わかりました」
「おっと、もう一人、松本くんだかな?彼も一緒にな」
うわ、マジ、ヤベぇ、昨日のことだよな・・・・
木村先生に連絡しといて、さっさと病院から帰ったからな・・・