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学校を出て、


今日は、早めにバイトに行くことにした。



店に入り、



「おー、珠樹、昨日は大丈夫だったかー?」


グラスを丁寧に拭きながら、おじさんが聞いてきた。



「あー、すいません、おじさん、迷惑かけて・・・」



「こっちは、イイよ、気にすんな、あ、それより、昨日、カナタが、お前のこと心配してたぞ、今日来たら、話してやれよ」



「わかった」


カナタは、俺と同じ頃、この「マーメイド」に入った。



年は、20歳になったばかり。



見た目は、明るめの茶髪で、ロンゲ。
顔のパーツ全てハッキリとしてる、ジャニーズにいそうなタイプ。


人懐っこい性格のせいか、年上に人気がある。



店のNO.2だ。



何かと、馬が合うし、お互いのアパートに行き来する中だ。



「ミズキーー」



俺の源氏名を呼ぶ声がした。



噂のカナタが店に入ってきた。



「おまえー、また呼び捨てしやがってー、俺はお前より年上だぞっ」



「いーじゃん、同期なんだしぃー」



「ったくよー」













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