ラブ☆シェア
「ったく、由梨のヤツ・・・」
俺は、着いていた席を一度下がって由梨の席に向かった。
「失礼します」
由梨についていてくれた先輩ホストに、俺の友達だと事情を話し、
由梨を帰すことにした。
「由梨、明日もガッコーあるんだから、今日はこれくらいにしとけ」
「珠樹のばーか、どーんかーん」
立ち上がって俺の頭を叩こうとしたのか、
かすって、足元がふらついた。
「おっとーーー」
どこから現れたのか?カナタが由梨の体を支えた。