ラブ☆シェア
「なーんで、お前まで付いてくんだよっ」
乗り込んだタクシーの中、俺はカナタに向かって言った。
「いーじゃん、お前のマンション見てみたかったしぃー」
口を尖らせながら言うカナタ。
「お前は女子高生かっ」
由梨が、事務所ですっかりご就寝状態のため、自宅に帰そうとしたが、
よく考えたら由梨の自宅はわからない。
少しだけ、早めに店を上がらせてもらい、
俺の(実際には住まわせてもらってる)マンションへ行くことになった。
後部座席に由梨を真ん中にし、両脇に俺とカナタで座った。