ラブ☆シェア
「なぁ、ミズキ」
「んー、なんだぁ?」
疲れのせいか、頭がぼぉーっとして眠気が襲ってる。
「由梨ちゃん、お前のことばっかり話してたぞー、」
「んー?」
「お前、由梨ちゃんの気持ち、考えてやれよ 今日、お前に会いに来たのまるわかりじゃん って、聞いてんのか?ミズキっ!」
俺の頭を軽く叩いたカナタ。
「ってーなー、もう!」
カナタに叩かれ、眠気が少しとんだ。
「由梨は、1年の時からの友達なんだよ、それ以上の感情は俺には無いんだよ」
「冷てぇなー、お前」
またも、俺の頭を叩くカナタ。
「ってー、しょーがねーじゃん、俺の気持ちがそーなんだから」
「お前がそんなんなら、俺、由梨ちゃんに本気になるからな!」
「あ? お前、彼女いるだろ?」
「この間、別れたよっ! ホストは、イヤなんだと!」
ふてくされて、車の窓へと顔を向けたカナタ。