ラブ☆シェア
由梨を俺のベッドまで運び、寝かせると
すかさず、カナタが由梨の隣に寝ようとする。
「こらー! お前と俺はあっち!」
カナタの腕を引っ張り、リビングへ連れ出した。
「ちぇっ、寝るだけだから、いーじゃん!」
「そーゆー問題じゃないだろっ」
俺とカナタは、リビングのソファー、と
俺が持っていた寝袋に別れて、寝ることになった。
一応、カナタもお客なので、俺が寝袋になった。
「カナタ、先に風呂入ってこいよ、もうすぐ、湯たまると思うから」
「え、いーのか?」
「着替えは、全部俺のしかないけど、ガマンしろよ」
下着とTシャツ、ジャージのズボンを部屋から持ってきて、
カナタに投げた。
「やんっ、ミズキの借りれるなんて、うれしっ」
放り投げた衣服をギュッと胸に握り締めるカナタ。
「バカかっ!お前!冗談でもヤメろよな」
こーゆー冗談を平気で言ってしまうカナタは面白すぎる。