ラブ☆シェア

やっぱり、



少し、気になった。



テーブルに、朝食の準備が整い、



まだ寝ていた彼を市居くんが起こし、



お風呂に入っていた彼女は、私のジャージを着て戻ってきた。



「あ、ゴメンね、やっぱりサイズ小さかったみたいね」



ジャージの袖口から、彼女の長い手首がかなりが伸びてるし、



ズボンのすそも細い足首が丸見えだった。。



「あ、いえ大丈夫です、お借りできただけでも助かります。 これ、カップに入れればいいですか?」


彼女は、テーブルの上のティーポットから、



それぞれのカップに紅茶を注ぎはじめた。



「ありがと、まかせるわ ちょっと、そこのロン毛くん、まだ起きないの?」



「スミマセン、コイツ、寝起き悪いんすよ」



市居くんが、ロン毛くんの頬をたたいたり、体を揺すったりしてるが、



なかなか起きる気配はなかった。



「ある意味、根性あるわねぇー  仕方ない、私にまかせて」











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