ラブ☆シェア
「みの…り…さん?…」
「ごめ…っん……少し…だけ…うっ…っ…」
今度は、市井くんが、
私の背中を擦ってくれた。
とってもあったかい手・・・
次第に私は落ち着いた。
「ゴメンね、励ますつもりだったのに・・・」
「いえ、俺も、少し・・・楽になりました・・・」
二人でキッチンの床にいたせいか、足や膝が冷たい。
「ね、お茶、淹れようか? 市居くん、手伝ってくれる?」
「あ、はい」
市居くんが、学校へ出掛けるまでの間、
お茶を淹れて飲んで、
美人の彼女とロン毛くんが去ったリビングと部屋を
分担して掃除した。