雨に流れる
バースディ
「ねえ、一人?」
「え、いや…え?」
べろんべろんに酔っぱらうってこういうこと言うんだよな。
とても18歳以上には見えない、ちっちゃくてかわいい女の子が真っ赤な目をして話しかけて来た。
よく見ると短いスカートからすらっとした足が出ていて。
今まで踊ってました!って雰囲気。
「きーめた!君お持ち帰りけってーい!」
「はぁ?」
気がつけば俺の腕にがっつりしがみついている彼女。
近くに来るだけで酒臭いのが伝わってきた。
俺もかなり飲んだと思うけど、この子何飲んだらこんなににおうんだ?
酔っぱらってうまく回らない俺の頭が、腕に当たる彼女のやわらかい体に素直に反応してしまう。
「てか、誰?」
「はは。ルナだよ。タケシ」
「え、なんで名前しってんの?」
「あ、タクシー!!!」
20歳の誕生日に、俺は初めて見知らぬ女の子を「お持ち帰り」した。
…されたのか?ん?
「え、いや…え?」
べろんべろんに酔っぱらうってこういうこと言うんだよな。
とても18歳以上には見えない、ちっちゃくてかわいい女の子が真っ赤な目をして話しかけて来た。
よく見ると短いスカートからすらっとした足が出ていて。
今まで踊ってました!って雰囲気。
「きーめた!君お持ち帰りけってーい!」
「はぁ?」
気がつけば俺の腕にがっつりしがみついている彼女。
近くに来るだけで酒臭いのが伝わってきた。
俺もかなり飲んだと思うけど、この子何飲んだらこんなににおうんだ?
酔っぱらってうまく回らない俺の頭が、腕に当たる彼女のやわらかい体に素直に反応してしまう。
「てか、誰?」
「はは。ルナだよ。タケシ」
「え、なんで名前しってんの?」
「あ、タクシー!!!」
20歳の誕生日に、俺は初めて見知らぬ女の子を「お持ち帰り」した。
…されたのか?ん?