キャッチラ〜ブ
愛を育(はぐく)む。
「目を見て言って」
「素面(しらふ)の時に言って」
「耳許で優しく囁いて」
見つめ合って・・・・・・映画のような・・・・・・キス・・・・・・そして・・・・・・夢のような・・・・・・物語・・・・・・。
・・・・・・私を強引にさらって・・・・・・。
こ・ん・な・恋・を・して・み・た・い・な・っ・・・・・・。

 二人ともパートナーを求めていた。
 求愛・・・・・・恋愛・・・・・・
失恋・・・・・・傷心・・・・・・人間不信・・・・・・心に鍵を・・・・・・再チャレンジ・・・・・・運命!?・・・・・・紹介!?・・・・・・相談所!?・・・・・・サイト!?

「一本は、予約済みに成っているんだけど・・・・・・もう一本は、予約済みに成っているのかな〜・・・・・・!?」

 フッ、フフッ、フ〜、
テレビを見るように携帯を構うかのようにパソコンを操作し、楽しんでいた。
 ストレスからか、欲求からか、次第に危な気なサイトに近寄って行く。

 わずかにアルコールを飲んで時間を忘れ落ちていく。 
 18歳以上なので・・・・・・
都道府県・・・・・・ニックネーム・・・・・・メルアド・・・・・・
パスワード?・・・・・・エリア・・・・・・ひとこと!・・・・・・
メッセージ・・・・・・!?
 実行キーを押し、送信をした。
 額に汗があふれ出ていた。
 不安に思い、数日が経ってから、見てみると返信メールが来ていた。
 一分間位ディスクトップを見て考えていた。
 恐々と右人差し指を出し、腕を伸ばす。
 六通のメールが来ていた。
Aさんからのメール、
「始めまして、怪しいものでは、ありません。 信じて。 見ず知らずの私達を助けて貰えませんか。 貴女の“卵子”を少しだけ
戴けないでしょうか・・・・・・」
 Bさんからのメール、  「俺、女性から優しいとか可愛いとか言われるけど、反面 弱々しいとか、ナヨナヨしてるって言われて、ムカつきます。 俺だって男なんで欲求不満にも成ります。 女を抱きたいです。 セフレに成りませんか」
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